保湿化粧品の重要成分「セラミド」ってなに?

セラミドとは

 

保湿化粧品に含まれる重要性分であるセラミドとは人の肌に存在する3つの重要な保湿因子の一つです。角質層を形成するセラミドは乾燥から肌を守るバリア機能を備えた優れた保湿成分です。セラミドはヒアルロン酸やコラーゲンとともに重要な保湿成分として化粧品に配合されています。

 

3大保湿因子とは細胞間脂質(セラミド)、天然保湿因子、皮脂です。人の肌を健康で美しい状態に保つためには無くてはならない成分で肌本来のもつ保湿成分です。この3大保湿成分の働きで肌は水分の蒸散を防いで閉じ込め、健康な肌を保っています。セラミドは肌自体が生み出している天然の保湿成分です。

 

セラミドの役割

 

0.02mmほどしかない薄い皮膚の最上層である表皮にある角質層で角質細胞の何層もの層の間に存在している細胞間脂質、その主成分がセラミドです。細胞間脂質は人体の一番外側にある肌のバリア機能が代表的な役割です。肌に対する様々な外部刺激、たとえば紫外線、細菌、ウイルス、乾燥した空気、アレルギーを引き起こす原因にもなるダニ、ホコリ、チリなどのアレルギー源から肌を守る役割をはたしています。

 

また細胞間脂質とは角質層の細胞と細胞の間にある脂質(油分)で、セラミド、遊離脂肪酸、コレステロール、コレステロールエステルなどで構成されています。ちょうど角質層の中でセラミドを主成分とする細胞間脂質が何重にも層を作り、水分を層の間にスポンジのように挟み込む形で保持しています。

 

細胞間脂質を構成するセラミドが水分を抱え込んで逃がさないようにしてくれているのです。角質層での水分の内、セラミドなどの細胞間脂質に保持される水分量は8割と殆どを占め、残りの16〜17%は天然保湿因子に、2〜3%が皮脂によって保たれています。

 

セラミドの役割は肌の保湿機能、そして肌の保湿効果に加えて、バリア機能によって肌を守ることで健康でみずみずしい肌を保つ役割があります。健康な肌は水分量と油分量のバランスが良く、毛穴の目立たない陶器のような、例えて言うならなめらかな赤ちゃんの肌のような透明感と弾力性があり、外部の刺激にも抵抗力があります。優れた保湿力を持つセラミドは肌の乾燥や肌荒れを予防し、改善します。

 

皮膚の細胞間脂質にセラミドがたっぷり含まれて水分をスポンジのように保持してくれることで、みずみずしい健康な肌を保てるのです。セラミドが不足することで肌のバリア機能が失われて肌は刺激物に対するガードがなくなり、水分や油分を保持できなくなるため、肌荒れ、乾燥肌、敏感肌へと進んでしまいます。またアトピー性皮膚炎の人の肌にはセラミドが健康な肌の人に比べると少ないと言われています。

 

セラミドの効果

 

もともと体内にあるセラミドは優れた保湿効果に加えて、セラミドには有害な紫外線によるメラニンの合成を抑制してシミやそばかすを防ぐ美白効果や、しわ、小じわ、たるみを予防するアンチエイジング効果、弾力性に富み肌理の整った透明感のある肌に導く美肌効果があります。

 

健康な肌にとってセラミドの水分保持は大変重要な機能で、これが失われると外部の刺激に対するガードを失う事となり、また肌からの水分蒸散も進んで肌の乾燥化が進み、様々な外部刺激に対しても無防備となってしまうのです。その結果肌は乾燥してかさかさとなり、肌荒れ、かゆみなどの肌トラブルが起こりやすくなります。特に湿度30%以下になると肌の蒸散が加速するので、冬季の乾燥した強風や暖房や冷房などにさらされると乾燥が進みます。

 

こうした炎症が何度も起きることによって肌のコラーゲンが破壊されてしまうと肌の弾力性が減少し、しわ、たるみ、ハリが失われるなどの肌の老化が進んでしまいます。健康で美しい肌を保つためには、セラミドにたっぷりの水分と適度な油分を角質層に十分に閉じ込めて保持し、外部刺激に対する抵抗力を上げることがとても重要なのです。